バティック 東の神、西の花―彩られた多文化の記憶

企画展
開催期間
主催・共催等
大妻女子大学博物館

展示概要 バティックは、主にインドネシアで受け継がれてきた伝統的な染織品です。無地の布に、溶かしたロウで緻密な模様を描いて防染し、藍や茜、ソガなどの天然染料や、ナフトール染料などの合成染料で染め分ける、ろうけつ染めの技法が用いられ、その繊細な手仕事と鮮やかな色彩は、今なお世界中の人々を魅了し続けています。

 インドネシアの歴史は、広大な海を舞台にした交易の歴史でもあります。古くから独自の宮廷文化を誇る王国が並び立ち、海上交易の要所として中国やインド、アラブなどとの交流を深めてきました。16世紀にはヨーロッパ人が渡来し、17世紀初頭以降はオランダによる植民地支配を受けますが、その過程で西洋の感性もまた、この地に深く根を下ろしていきました。バティックに描かれた模様にも多様な文化の影響が色濃く反映されています。

 当館ではインドネシアバティックのコレクターであり研究家でもあった竹内葉氏より寄贈を受けた269点のバティックを所蔵しています。そのほとんどが、チャンティンと呼ばれる道具で描かれた一点物のバティック・トゥリス(手描きバティック)です。

 本展では、竹内コレクションからインドネシアのジャワ島各地で制作された特色ある模様のバティックを紹介します。重層的な歴史に育まれた多彩なモティーフの数々をお楽しみください。

開館日  月曜日~金曜日(土・日・祝日は休館)

臨時開館 5月31日(日)・7月12日(日)

開館時間 10時~16時30分

入館料  無料

企画展「バティック 東の神、西の花」チラシ(PDF:4.6MB)